まちづくりで面白い町にしたい!どんな取り組みがあるか知りたい人へ!【マイパブリックとグランドレベル】

みなさん、ごきげんよう。ぴよこよ。

 

あなたは自分が住んでいる町に満足している?
もっとこうだったらいいのに、こうすればもっと楽しいのに、と思うことはないかしら?

 

そういった気持ちがあるのならば、今日ご紹介する本を読んで行動に移すべき!
より良い町を作るためのまちづくりに関する本をご紹介するわ。

 

・自分の町をもっと面白い町にしたいけれど、どうしたらいい?

・自分でも手軽にできるまちづくりの取り組み方が知りたい!

 

 まちづくりと言われるとなんだか大掛かりに聞こえるけれど、実際はそうでもないの。
この本を読めば、町づくりのヒントを学ぶことができるわよ!

 

 

マイパブリックとグランドレベル

 

まちづくり 面白い

 

著者の田中元子さんは元々は建築に興味のなかった方。
建築作品集との出会いで建築に目覚め、建築に関わるあらゆるものを好きになったそう。

 

そして旦那様とユニットを組んで、建築の魅力を色んな人に伝える事務所を設立されたの。
建築関連の記事を書いたり、イベントやワークショップを開かれているわ。

 

この本はご自身の経験を通して、”私設の公共で作る豊かなまちづくり”に関して書かれているの。
全242ページで、写真や図が多く使われているから、とても分かりやすくて読みやすいわよ。

 

公共が機能すれば人と人との繋がりが増える。
そしてコミュニケーションが生まれ、町が活気づく。
町が活気づけば、あらゆる社会問題を解決できる。

 

これが田中さんが本書を通して主張されていることよ。
本書を通して私設の公共がもたらす素敵な影響をご紹介するわ。

 

 

「町」を面白くする視点、そもそも「町」って何?

 

まちづくり 面白い 取り組み

 

「あなたの町はどんな町ですか?」と聞かれたとき、あなたは何を想像するかしら?
町のランドマークであったり、町のショッピングモール、駅前の交差点…。
きっと色々なものが思い浮かぶと思うわ。

 

町を想像して思いつくのって、私たちが日ごろ目にしている建物や場所が多い。
空撮の風景を思い浮かべる人はなかなかいないわよね。

 

本書では町とは「地上に立って目に入る風景」だと説明しているわ。
だから私有のお家でさえ、他者の目に入って他者に影響を与えるのであれば、それはもう町の一部。
公園もショッピングモールの一階も空地も、目に入るものは全て町の一部なの。

 

また、本書では「町とはそこに住む全ての人を受け入れる居場所」であるとも説明しているわ。
だから人々の居心地が悪い場所は本当の意味で町とは言えない。

何もしていない時でもそこにいられる、それが本当の意味での居場所。
だから目に入る町の風景が閉ざされた場所・空地ばかりだと、人々の居場所がなくなり、町が居心地悪くなってしまう。
そうすると、活気がなくなって町はどんどん衰退してしまう。

 

そこで町の衰退を防ぐべく、著者が主張しているのがマイパブリック
閉ざされた場所や空き地に私設の公共を作ることで、人々の活気を作る、という活動よ。

 

✔ポイント

・町とは、目に入る全ての風景のことであり、そこに住む人々の居場所である

・人々の居場所がなくなると、町から活気が消えてしまう

 

 

町を面白くする取り組み!マイパブリックとは?

 

まちづくり 面白い 取り組み

 

そもそも公共ってどういう意味なのかしら?
意味を調べてみると、下の通りになったわ。

 

公共(こうきょう)

①社会全体に関すること。おおやけ。

②おおやけのものとして共有すること。

  weblio辞書より(https://www.weblio.jp/content/%E5%85%AC%E5%85%B1)

 

つまり”みんなのもの”ということね。
だけど、いくら”みんなのもの”と言われても、いまいちピンとこないわよね。

 

公共と言われると、自治体や国が管理している堅苦しいイメージ。
とてもじゃないけれど「私たちの共有物です!」とは言えないわ。

 

それなら自分たちの公共は自分たちで作ればいいのではないだろうか!
そう考えて、行動に移したのが筆者の田中元子さん。
マイパブリックとは、そんな彼女が作った造語で、”自分で作る公共”のことを言うの。

 

いまの日本は公共が上手く機能していない公共後進国。
公園はみんなのもの、と言いつつ、「子どもたちの声がうるさい」と一部の人のクレームで活動が制限されている。
「これはやってはいけない」というルールがたくさんあって、公共の物なのになんだか使いづらい。

 

町や公共とはあらゆる人々のためにあるものなのだから、もっとみんな自由にできたらいいのに。
そんな思いが高じて、田中さんはマイパブリックを作るようになったの。

彼女の場合は、屋台のような装置を作ってコーヒーを無料でふるまうことをマイパブリックとして実践したわ。
無料で何かを振る舞うことで人が集まり、賑わいができる。
人が集まると町が活気づいて、町全体が明るくなる。

 

しかも、無料で配布することによって有料になると発生してしまう”期待”がなくなる。
(こんなコーヒーに〇〇円もするの!?みたいな期待)
期待が発生しない分、人々はみんな砕けた雰囲気になり、コミュニケーションを取りやすくなる。

 

町とはあらゆる人々の居場所であり、あらゆる人々の受け入れ場所。
田中さんのように、様々な人が様々な公共を作れば、人々は自分に合った公共を利用できるようになる。
そうすれば、様々な人を受容できる本当の公共を作ることができる。
 

ひととき知らない人がわたしの元に行き交うことを許容すること、むしろ歓びとすること、その結果できた状況や場のことを、わたしは自家製の公共=「マイパブリック」と呼んだ。(p.115)

 

公共とは人々と何かをシェアすること
そのシェアをするものは、自分の好きなもの・ことでいい。
自分のできる範囲で自由にできることだから与える側も楽しく、そして受ける側も喜んでくれる。
それがマイパブリックの良いところね。

 

✔ポイント

・公共とは人々となにかを共有すること

・マイパブリックとは自家製の公共のこと

・マイパブリックでは自分のできる範囲で自由に何かを振る舞うことができる

 

 

まちづくりで面白い町に!グランドレベルとは?

 

まちづくり 面白い 取り組み

 

グランドレベルとは、英語表記だとground level。
意味は”地階・地上階”のことを言うの。
別の言い方だとアイレベルとも言われているわ。

 

グランドレベルは、私たちが地上に立った時に目に入る風景のこと。
つまり、町の風景の一部のことを言うの。

 

現代の日本では都市化が進み、大きな高層ビルや豪華なエントランスが設けられたマンションが建てられている。
外から中の様子が見えるお店もなくなり、人々が休憩できるようなスペースでさえなくなってきている。

 

外から遮断されたスペースが増えると、人々は町にいづらくなってしまい、町から人が消えてしまう。
つまりグランドレベルから人がいなくなると、町から活気がなくなる。
グランドレベルから活気がなくなる=町が死ぬのも同然になってしまう、というのが筆者の主張よ。

 

より良い町を作るために緑を植えたり、大きなショッピングモールを建てることも良いかもしれない。
だけど町とはそもそも人々の居場所。
それを考えれば、緑を増やしたりショッピングモールを建てることが本当により良いまちづくりだと言えるのかしら?

 

より良い町にするためには、グランドレベルに人々の居場所を作り、人々を呼び込むこと。
そして人々を呼び込むことで、町に活気を生み出すことが大切なの。

 

✔ポイント

・グランドレベルとは地階・地上階のこと

・グランドレベルから人がいなくなることは、町が死ぬのと同じ

・目に映るグランドレベルを豊かにすることが、より良い町づくりに繋がる

 

 

まちづくりのための面白い取り組み

 

まちづくり 面白い 取り組み

 

では具体的にグランドレベルを良くするにはどうしたらいいか。
何も大きなことをすればいいと言うわけではないの。

 

グランドレベルを良くするために私たちができることがマイパブリック!
自由に好きなことを提供するの。


場所は家の前でもいいし、公園でもいい。
できる場所で人の賑わいを作ることがグランドレベルの向上に繋がるわ。

 

本書で紹介されていて、「私もやりたい!」と思った取り組みを2つご紹介するわね。

 

 

ベンチを設置する

 

誰にでもやれそうな、マイパブリックの第一歩。
自分の家の前や交差点など、人が休める場所を提供する。

 

ちょっとでもホッとできる場所があると、自然と人が集まってくる。
そうすると人の賑わいもできて、設置したベンチが居心地の良い場所へとなる。

 

日本は世界でもベンチが少ない国らしいわ。
言われてみれば確かに、ちょっと休んだり荷物を整理したい時、ベンチを探してもなかなか見当たらないわよね。


1つベンチを置くだけでお年寄りや子供連れのパパママも助かると思う。
こういうちょっとした気遣いからできるマイパブリックもあるのね。

 

 

リトル・フリー・ライブラリー

 

Little Free Libraryはアメリカで実践されている非営利の運動よ。
玄関の軒先に家の形をしたポストのような箱を置いて、そこに本を置いておくの。
道路を通る人が自由に本を借りることができて、本をシェアする運動。

 

箱の形は作った人によって様々だから、見ているだけでもとても楽しいわよね。
お家に本がたくさんある人は、箱を作って玄関先に置いてもいいかもしれない。

 

 

ベンチも箱も、最近ではDIYで簡単に作れるようになっているわ。
自分で好きなデザインで作ってみるのも良いわね。
自分で自由に作ることができる、というのがマイパブリックの良いところ!

 

✔ポイント

・マイパブリックは、大きなことではなく、小さなことから始めたって良い!

 

 

あなたの町はもっと面白くなる!

 

まちづくり 面白い 取り組み

 

私は大阪府民で大阪が大好きで、大阪の魅力をよりたくさんの人に伝えたいと思っているの。
そして大阪がより素敵な町になるお手伝いができたらいいとも思っている。
だからまちづくりに関しての本書はとても勉強になったわ。

 

まちづくり=高い建物を建てて町のランドマークを作る、というふうに考えがちだけれど。
そうではなくて、町の本当のあるべき姿を考えて、少しの工夫を凝らすことが大切なのね。

 

それは社会が主体でやるのではなく、町に住み、実際に公共を使う私たちが能動的に行動をするもの。
私たち自身が公共を作ることによって、より私たちが住みやすい居心地の良い町になる。
そうすれば自然と人の賑わいが生まれて、町が活気づく。

 

私が今まで考えていたまちづくりとは違った視点でのまちづくりの取り組み方が書かれていて面白かったわ。
個人でも簡単にできる公共があって、町を変えることができる。
「大阪をもっと良くしてほしいな~」と思っているだけではダメだということね!

 

大阪では2025年に万博があって、世界中の人が大阪にやってくるわ。
大阪が素敵な町だと思ってもらえるよう、個人でできる公共を実践して、大阪全体に活気を作りたいわね!

 

今日ご紹介した本が気になった人はこちらから!

 

ここまで読んでくださってありがとう。
それではみなさん、ごきげんよう。